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書籍詳細

投資事業組合とは何か

投資事業組合が悪いわけではありません。組合、ファンドに関するカンタン解説


著者コメント:
本書は、投資組合や投資ファンドの監査経験のある田中さんと、投資組合の運営に携わった経験のある私とで分担して書いたものです。一時メディアでは組合&ファンド悪者論が大きく謳われていましたが、一概に悪いものとは言えない、むしろ活用次第では非常に価値あるものですよ、ということを指摘したいと思いました。関連法規制が必要以上に厳しくなることに対する警鐘の意味もありました。一体、投資ファンドとはどのように運営されているのだろう、ということを理解するための初歩の本という位置づけです。これまでは、ストーリーものやマンガ形式のものばかり書籍化してきていたので、こういう書き下ろし解説系は初めての経験でしたが非常に楽しかったです。


内容:
2005年以降、一躍脚光を浴びた投資事業組合、そして投資ファンド。ネガティブに語られることの多いこの二つだが、その存在自体が悪いわけではない。実際の儲ける仕組み、誰が運営しているのか、そして、法規制の行方を解説。投資ファンドと投資事業組合って違うもの?組合と株式会社ってどう違うの?どんな人が投資事業組合に係わっているの?など、素朴な疑問にわかりやすく答える。八重洲ブックセンター2位。


目次
序章:投資事業組合って何の?

第1章:投資事業組合の正体
1-1 投資事業組合と投資ファンドは同じもの
1-2 日本経済に多大な貢献をしてきた重要なプレーヤー
1-3 投資事業組合の発展過程を見てみると
1-4 投資事業組合の3つの形態

第2章:投資擬似業組合の仕組みと機能
2-1 投資事業組合の基本的な仕組み
2-2 税務上のメリット「パスするー課税」
2-3 投資事業組合の一般的な活用方法
2-4 「日本版LLC」「日本版LLP」との違い
2-5 最近の事件で投資事業組合はどう使われたか
第3章:投資事業組合への新しい法規制
3-1 法律のどこに不備があったのか
3-2 証券取引法から金融商品取引法へ
3-3 投資事業組合をめぐる会計上の取り扱い
3-4 会計基準はどう変わるか

第4章:投資事業組合の契約関係のポイント
4-1 投資家と運営者には利害相反が想定される
4-2 ファンド、組合には満期が存在する
4-3 ファンド、組合は借金もできる
4-4 運営者の基本報酬は運営資金の2.5%
4-5 投資家の出資方法と出資形態
4-6 投資行為のための最も効率的な形態
4-7 運用財産の投資家への分配
4-8 運用者が受け取る成功報酬は20%
4-9 運用者による複数のファンド運営(ファンド間での利害相反)
4-10 ファンドと運営者の利害相反を避ける
4-11 村上ファンドで出てきた「キーマン条項」
4-12 なぜ解約や資金引き上げが難しいのか
4-13 投資の是非を協議する「投資委員会」
4-14 アドバイザリーボードの設置は必要か
4-15 ファンドの中身はブラックボックスではない
4-16 他のファンドに投資する「ファンド・オブ・ファンズ」

第5章:投資事業組合の実際
5-1 ファンド、組合を用いた投資活動の実例
5-2 特性に応じて使い分けるベンチャーキャピタル
5-3 アニメなどへの投資を専門とする「コンテンツファンド」
5-4 その他、匿名組合を用いた事例
5-5 今後のファンド運営の課題
5-6 組合は仕事ではどう使えるのか
5-7 投資をしない組合ならば日本版LLPも


書評:日本経済新聞