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2013/05/15 水

正しい判断は、最初の3秒で決まる 投資プロフェッショナルが実践する直感力を磨く習慣


個人的な話ですが、2004年に今のFacebookのようなソーシャルネットワーキングサイト(SNS)を日本で立ち上げて起業したことがあります。当時はSNSというサービスや概念そのものが普及していなかったため、いかがわしい「出会い系サイト」を始めたと周りに勘違いされました。多くの人が出会い系になっちゃった私とはやや距離を取るわけですw。

「これ、絶対にいいんだけどなあ」、と自分の中では思いがある。でも、説明しようとすればするほどに周りにしてみると怪しさは増す。はて、どうしようと困って半ばあきらめたことがありましたが、この本によると諦めちゃいけない。ひたすら体験を通じて得た直感と信念を貫き通していくべきであり、そうやって周りにはじめ理解されないのは普通のことだと。自分の体験をもってして、うんうん、そうだよね、とうなずきながら読みました。

ただ、単に直感と信念を信じろと言っているわけではなくて、直感力は磨くことができる、むしろきちんと磨いておかないとその直感が間違った判断につながりかねない、ということを投資業の経験談などを通じて教えてくれます。そして、磨き方も書かれてあります。基本的には読書も含めた経験、体験を通じて磨かれていくわけですが、漫然と読む、あるいは体験するだけではなくて、目的意識というか、それぞれの経験が方向性の一致を見ながらその直感力を上げていくべきだと私は理解しました。

慎さんからは毎年年末に年賀状代わりのメールが送られてきます。その中では1年間の慎さんの取り組みや翌年の目標などが書かれています。結構長いメールなのですが、毎回読んでしまいます。去年のメールによるとスゴイ量の本と論文を読んでいました。そのメールと今回のご著書を読んで思ったことは、慎さんの直感力はまさに仕事現場と読書、精読を通じて研ぎ澄まされていったんだろうなあ、と。何年も前から、人生のあるタイミングではこういう方向に進もう、と思っていたようで(それで近いうちに起業するとあとがきに書いてあります)、それはもともとは直感から来ていて、で、直感力が磨かれるうちに、それが進化および深化していき、やるべきことが明確化されていったということではないかと思います。

これ、ノウハウ本ではないんですよね。自己啓発本とも違う。習慣という副題にはついているものの、ノウハウは書かれていません。考え方に近いですかね。

日々の仕事に120%取り組んでいて(各現場で仮説を立てて、PDCAを回しまくっていくイメージかなあ)、たくさん本読んで、そしたら直感力磨かれて、やるべきことが鮮明に見えてくる、そんな感じで理解しました。もともと自分のやることがある程度見えている人でないと、おそらく共感や理解がおぼつかない本かな、とも。

私自身も、日々直感によって物事を選択して行動しているのですが、その直感と慎さんの直感とは多分やや違って、それは時間軸や深さの点なんですが、でも、直感であることには変わらなくて。そして、私の直感には最近やや迷いがあって、はて、なんて思っていた矢先。慎さんのような絶対的な直感、それは信念なのですが、その信念に対するアプローチをどうするか、で今の自分はやや迷っているのかなあ、と思ったり。信念は一つでもそれを具現化するアプローチはいくつかあると思うんですよね。いや、もしかするとアプローチも最終的には一つになるはずで、そこが見えていなくて迷いなんだろうなあ、と。

とりあえず目先の仕事を120%やってみる、そして読書をするかあ。なんて、take awayとしてはやや軽い感じになってしまったのですが、日々比較的パワフルにアクティブに生きている人こそ面白い本だと思います。

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