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2013/03/21 木

幸福途上国ニッポン

4757219415幸福途上国ニッポン 新しい国に生まれかわるための提言
目崎 雅昭
アスペクト 2011-06-24

by G-Tools

著者の目崎さんと仕事で知り合うきっかけがあり、打ち合わせが終わった時に、「これ私が書いた本なのでよかったらどうぞ」ということで頂いたのがこの本。もともとは外資系証券会社でトレーダーをしていて社内で世界一の利益を上げたという目崎さん。退社後100か国以上を10年以上かけて旅したということで、この本はその後に書かれたというもの。

外資系トレーダー
旅人

というプロフィールと、本書の副題にある「新しい国に生まれかわるための提言」とがあまりつながらないなあ、という印象だったので、あまり大きな期待はせずに読んでみました(目崎さんすいません。。^^;;)。そしたらぐわっと中に引きこまれて一挙読了。非常に面白い本でした。

アマゾンで目次を見ると分かりますが、内容は多岐にわたります。まずデータ面で日本人、または日本が経済指標ではリーディングカントリーだけど、幸福面では決してそうではないということを網羅していきます。そのうえで、では、幸福な国、国民になるにはどうすればいいんだろう、ということを、様々な学問分野、たとえば心理学や脳科学の観点で見ていきます。

もちろん、著者の目崎さんはそれら領域の専門家ではないので参考文献で仕入れた知識をもとに読みといていく、というスタイルになっていますが、それら参考文献のデータ、文献量がこれまた豊富で、それら知識をダーッとシェアしてもらえただけでも、なんだか得した気分になります。それに加えて著者自らの足と目で経験した100か国以上でのリアル体験が加わるので、説得力がさらにアップ。

個人的には、なるほどうつ病にはそうやってかかるのか、とか、私が人生のキャリアを転々としてきたのは、変化し続ける欲求、つまりドーパミンを求めているからであって、その流れで行くとうつ病にはなりにくいというくだりに、うん、その通りとか思ってしまいました。

あとは、ちょっとストレス溜まった時とか、物事がうまくいかないときに買い物や外食で憂さを晴らそうとしますが、それってやっぱり一時的なんだな、と再認識。何かにちゃんと打ち込んで乗り越える、そして成果物を得るということをやらないと散財で終わってしまうなあ、とか。また、気分が晴れないときも無理矢理でも笑顔になると、気分は晴れてくるんだ、というくだりで、やっぱり笑顔は重要だな、と再認識。

いろんなプチ知識が満載なので、データ面を知ることで得した気分になるし、後半はおそらくどんな人にも何らかのお得知識が詰まっていて、気楽に読むことができる生き方論っぽい内容になっています。

最後に著者の提言がありますが、それらには同感する部分が多く、こういう考えの人が増えるといいな、ということでぜひおススメの本ということになります。

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コメント

保田さん、拙著の紹介ありがとうございます。(コメント遅くなってすみません) 共感していただいて、率直に嬉しいです。

何のために生きているのか、そして何のために社会があるのか、という問いに対して、「幸福のため」と迷わずに言える社会になって、はじめて出発点に立てるのだと思います。まだ日本では、そういった考えは主流ではないので、より多くの人が当たり前のように語れる日が来ればいいと願っています。

Posted by: 目崎雅昭 : at 2013年05月01日 02:01

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