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2013/03/13 水

統計学が最強の学問である

4478022216統計学が最強の学問である
西内 啓
ダイヤモンド社 2013-01-25

by G-Tools

私自身統計の重要性について理解したのは30歳を超えてからでしたが、高校生の時に学んでいた確率・統計の授業が、実社会ではどのように役立つのかを知っていれば、もっと学び方は違ったよな、と思ったり、そもそも統計学なんてつまらなさそうだからということで、大学の時には履修すらしなかったわけです。しかし、本書でも説明されていますが、世の中のほとんどのことを正しく理解するには統計を用いる必要があり、私自身、自分のゼミ生に対しては、統計をやれ、統計をやれと言ってゼミでは統計の知識を与えよう、そして、統計の知識を用いると世の中を理解するのにこんなに便利なんだよということを日々とうとうと説いています。

一方、この本の中でも暗に言われていますが、統計を分かりやすく、そして実務に役立つ形で教えてくれる先生、テキストはほとんどありません。そこに登場したこの本が10万部売れるというのは理解できます。私たちは統計そのものを学びたいのではなくて、統計の知識やスキルを使って自分たちの専門分野、興味分野を正しく理解し、そしてそこで見つける課題に対しての処方箋を見出したいわけです。しかし、世の中の多くの統計関連の授業やテキストが、統計学者による自己陶酔型の統計のレクチャーになっていて、実社会でどんなに便益が大きいものかについてはあまり説明してくれないので、そのギャップを埋めたという点は素晴らしいですね。

と偉そうに言うものの、すべての学問においてその問題はあるわけで、私自身、自分の授業においてより実社会との結びつきを意識した、そして平易なわかりやすいものにしないといけないな、と改めて思った次第です。

この本を読んだからと言って統計の知識やスキルが身につくわけではなく、むしろその導入ととらえ、この後にきちんと統計、回帰分析については別途学んでいくことになる、という位置づけです。

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