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2011/11/11 金

育児こそ最大の社会貢献かも

これが、この本を読み終わった時の感想でした。

4862760910働きながら、社会を変える。――ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む
慎 泰俊
英治出版 2011-11-08

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今朝、うちの4歳児がおねしょをしました。ベッドのシーツはびしょ濡れ。起床予定時間前に起こされるわ、洗濯が大変だわ、お風呂に入れなきゃいけないわ、などなどおねしょはとにかく面倒。しかも、2日連続。

「あ~、もう、またかよー。なんでおねしょするの?寝る前にちゃんとおしっこしてよ。ね?分かる?」

私は心ない言葉を4歳児に投げかけます。4歳児でも、自分がおねしょをしたことに自尊心が傷ついています。そこに親が傷口に塩をすり込むようにそんな言葉を浴びせちゃいけないんです(って、毎月送られてくるベネッセの冊子に書いてありました)。でも、人間、つい、イラッとしてしまいます。

昨日はおねしょと騒ぐ4歳児の世話を完全に妻に任せっきりにしました。本当は手伝うべきです。でも、面倒な事は誰かがやってくれるといいな、と思ってしまいます。

自分って醜いですよね。

おねしょした子供に優しく接して、パンツ履き替えさせてお風呂入れて、シーツ洗っても、全然かっこよくありません。自分の自尊心が満たされることもありません。

でも、4歳児にとっては一大事。ここで親に優しく接してもらえるかどうかは彼にとっては超重要ですよね。

このおねしょの出来事は1つの例にすぎませんが、子育てってこんなことの連続ですよね。

「あ~言い過ぎた」
「このままだと下手すると虐待になっちゃうな」

と思うことはどこの親でもあるでしょう。本当に自分はこの子を虐待しちゃうんじゃないかと思ったことは私も何度もあります。そして自己嫌悪に陥ります。


この本は、著者の慎さんがLiving in Peaceという社会貢献をするNPOの活動として、児童養護施設に1週間住みこむなど、児童養護施設を通じた社会活動から見えた子供の貧困の状況を伝えてくれます。子供の虐待についても生々しく語ってくれます。と同時に、我々一般社会人が、働きながらできる社会貢献についてのヒントを与えてくれます。

日本では身の丈のヒーローというか、身の丈でのロールモデルが少ないですよね。われわれの世代でも、先々週の日経ビジネスの「次世代の100人」という特集を含め、メディアで取り上げられるのは起業家っぽい人たちばかりで、仕事そのものが次世代な人たちです。しかし、世の中の大半の人達は会社員であって、どんなに彼らが素敵な素晴らしいことをしていても、クローズアップされることはほとんどありません。

その点、今回の本は、児童施設やボランティアに関心がなくとも、働きながらできること、という観点を一般の人たちに届けるという意味で、非常に意義深いと思います。まさに働きながら社会を変える、わけです。

この本を読んでハッとしました。私が4歳児におねしょなんかすんなよ、と言ったのはややもすると虐待なのではないかと。

自分の子供の子育てがちゃんとできない人間が、社会貢献なんてできませんよね。子育ては地味でかっこよくもありません(一部のイクメンさんを除いては)。社会貢献はちょっと自尊心もくすぐられます。でも、やっぱり、まずは子育てだな、と今回強く思いました。

それは、慎さんが本の中で、社会貢献の前にまず仕事をキチンとしましょう、と書いてあることと同じだと思います。仕事をきちんとできない人間に社会貢献はできない、と。なるほど、そのとおりだな、と思いました。

今や共働き世帯が過半数を占めるニッポン。ニッポンのママパパは子供を叱りつけては日々自己嫌悪と葛藤しながら働いています。育児は親として当然の責務ですが、この本を読むと社会貢献でもあるんだ、ということを認識できます。

でも、育児を言い訳にして仕事と育児だけの生活にはなりたくないですよね。仕事も育児もちゃんとやって、その上で少しだけ何か他のことをやる、そうなれるといいですよね。慎さん献本ありがとうございました。

本の印税は全て寄付に回すそうです。英治出版からご出版されていますが、通常本を書いた時、著者に入る印税は10%ですが、英治出版の場合は逆で出版社が10%(この数字はうろ覚えですが)を取って、残りを著者が取るという仕組みだったと思います。寄付金を最大化するという目的のために、最適な出版社を選ばれたんだと思います。

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コメント

平河町ライブラリーの大きなポスター発見しました。なぜ保田さん??ルックスで選ばれた?

Posted by: m : at 2011年11月24日 01:22

もともとメンバーなんですよ。それだけの理由ですw

Posted by: hoda : at 2011年11月24日 10:31

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