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2010/01/03 日

「独立社外取締役」

独立社外取締役
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著者の富永さんより献本いただきました。「独立社外取締役」というタイトルと出版社が商事法務ということで、固い内容を想像がちですが、内容は平易に書かれていて、企業の財務部や経営企画部、社長室などにぜひ常備していただきたい一冊に仕上がっています。

富永さんは全国社外取締役ネットワークの事務局長で、社外取締役を取り巻く理想と現実、そして理論的背景などをバランスよく理解されていらっしゃいます。学者や先生方が書くような大上段なものではなく、実態と生の声が盛りだくさん。社外取締役の取締役会での席次はどうする?なんて項もあって、席次の図のパターンまで書いていた下りでは思わず笑ってしまいました。

社外取締役の導入について悩んでいる企業、そして導入後の運営に悩んでいる企業など、様々な企業が全国社外取締役ネットワークに相談しますので、それらのほとんどすべてを対応されている方だけあって、実態に関しては富永さん以上に知っている方は日本ではそういないと思います。

社外取締役の効能に関しては、ほとんど神学論争に近い状況になっており、導入すべきという人といらないという人では全く議論がかみ合いません。また、アカデミックの世界でも社外取締役を導入した企業の株価パフォーマンスや業績がその後どうなったかの研究が進んでいますが、効果ありというものもあれば、ナシというものもあり、こちらでも決着がついておらず。

社外取締役に関しての文献は、今まではどちらかと言えば「導入すべき」という立場ありきで、コーポレートガバナンスの議論とともに書かれるものがほとんどでしたが、この本はそういう神学論争的なところは行わず、実態を知らせてくれるという意味で比較的フェアな立場だと思います。もっとも、富永さん自身が「全国社外取締役ネットワーク」の事務局長であられるゆえに、底流としては社外取締役を導入すべきという立場であることには変わりませんが、ケース事例がふんだんなこういう文献はまずは実態と現実を理解するにはベストだと思います。

富永さんとは、異国料理の食べ歩きやおいしいスコッチバーに連れて行っていただいたり、はたまた息子が同じ年齢ということで、これまで2回ほど父子同士で休日に遊んだことがあったりで、きっかけは社外取締役やガバナンスの議論で知り合うことになったのですが、そうやって公私ともにお世話になれてしまうあたり、そういう気さくさが本にも出ているように思いました。

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コメント

社外取締役についての見識を深めるために、少し興味を持ちました。

Posted by: 経営コンサルタントT☆K : at 2010年02月28日 13:25

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