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2009/11/22 日

アメリカ グリーンカード取得の振り込め詐欺にご注意

2年前のエントリーですが、それ以降定期的にコメント欄に「私もやられました」というコメントがついているので、再度みなさんに注意を促した方がいいなと思いまして、再掲です。

詳しいやり取りは私が2年前におとり捜査をした体験記を読んでいただければと思いますが、グリーンカード取得できますよ、という触れ込みの振り込め詐欺があります。ご注意あれ。

以下、2年前のエントリーのコピーです。


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2007/12/08 土

英語での振り込め詐欺も効果的かも

アメリカには国外の人間に永住権を与えるグリーンカードという制度が存在するじゃないですか?この前SNSのFacebookにログインしていたら、左側のバナー広告に「グリーンカードの取得」というのが日本語で出てきました。

「グリーンカードって、タダでさえ人気があるのに、どうしてわざわざ広告?怪しいなあ」なんて思い、クリックしてみると、usagc.orgというサイトに飛んで行きました。申し込み画面は日本語で表示されています。名前と国籍、そして電話番号を入力するだけ。「これだったら、ためしにちょっと入力してみるか」と入力して次の画面に進もうとすると接続エラーのメッセージ。

結局、それでそのサイトからはグッバイして、ほかのことをしていたのですが、翌日に私の携帯が鳴ります。

「あ、ミスタータカアキホウダですか?こちらアメリカのグリーンカードうんぬんかんぬんで、昨日usagc.orgというサイトからグリーンカード申し込んだでしょ?」
「ああ、あれね。でも、接続エラーだったから申し込んでいないけど」
「OK。いずれにせよ、実は、あなたはグリーンカードの抽選に当たる確率が非常に高いんですよ。それでわざわざアメリカから電話をしているのです」

と、のっけからめっちゃ怪しいわけです。昨日のサイトの時点から怪しかったけど、さて、どんなトークを繰り広げるのかなと思いながら電話に付き合うことにしました。

「なぜあなたが抽選に当たる確率が高いかといえば、日本人だからです。インド、中国など、アジアのほかの国からのグリーンカードの申し込みは年々増加していて、それはもうホント大変な確率になっています。アジア地域では年間12,000のグリーンカードを配布しているんだけど、日本人はラッキーだよ」
「ふーん」
「それで、いくつか質問させてもらえる?今の仕事は?年齢は?子供は何人?」

必要最低限のことだけ答えると、

「少しだけお金を払うと、グリーンカードに当たる可能性が高くなります」

お、キタキタと思いながら話を聞くと184ドルを支払ってくれれば抽選に当たる可能性を高めてあげるとのこと。約2万円ですので、べらぼうに高い金額ではなく、本当にグリーンカードを欲しいと思っている人間にとってはつい払ってしまうような金額です。

「ミスタータカアキホウダ。あなたのID番号を教えますね。この番号があればいつでもサイト上からプロセスのどのあたりにいるかを確認できます。ペンと紙の用意はいいですか?」

番号を聞くと9桁の数字の番号でした。

「それから、私の名前はジョンキャリー。今からうちの電話番号を伝えるので、何かあればいつでも電話してきてください」

そう言って伝えてきた番号は市外局番405で始まるアメリカの番号。後で調べてみるとオクラホマの番号でした。そうやって、親切なところを十分アピールしてから、

「もし、支払うとすればどのクレジットカードを使いますか?」
「さあ、カードはいくつか持っているから」
「いや、あえて上げるとすれば?」
「マスターカードかな」
「OK。そのカードの名義はタカアキホウダで大丈夫?ミドルネームとか持っています?」
「ないよ」
「じゃあ、カードの有効期限教えてくれます?」
「今、カードが手元にないんだよ」
「じゃあ、今このまま電話をつないだまま待っているから、カード取ってきてください」
「いや、カードは相当離れたところにあるから、それは無理」

向こうは、あの手この手で有効期限とカード番号を入手しようとしてきました。こちらは、どういう手口なんだろうというのを好奇心で確認したかっただけだったので、ここまで来ればもう十分でした。最後は感情的にあの手この手で言いくるめてくる相手に対して、電話を切りました。

今回は最初から全く信用せずに、どんなカラクリだろうというのを知りたくてわざと対応してみたので、騙されるようなことはないわけですが、英語でのこの手の勧誘は日本語での振込み詐欺よりも騙されやすいかもと思いました。日本語で日本人が相手だと、なんとなく怪しいなというのは分かりますが、英語で外国人だと自分の警戒レーダーが鈍るかもしれないな、と。

実際、彼らが私の携帯番号を知りえたのは、まず自宅に電話をして私の妻に聞いたそうです。妻は、私がアメリカに持っている銀行口座かクレジットカード会社からの電話かなと思い携帯番号を伝えたそうですが、日本語で「ご主人の携帯番号を教えてくれ」と言われても教えなかったでしょうが、英語だと「なんだろう?」と思いながらもとりあえず教えてしまいますよね。ただ、妻も途中でなんだか怪しいなと思ったらしく、「あなたの名前と連絡先を教えてくれ」と言ったところ、相手は動揺していたそうで、この手の電話にはそういう対応が効くのかもしれません。

英語による振り込め詐欺なんて今まで思いつきませんでしたが、これはこれで騙される可能性もありかもな、と思いました。みなさんもご注意を。

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コメント

昨日同じ電話がかかってきました。
「グリーンカードが当選しました!」と・・・
私が「申し込みをしたのはもう3~4年前ですが…」と答えると、大勢の申し込みがあるため連絡が遅れているとのことでした。
あとはこのサイトに書かれていることと同じ質問をされ、クレジットカードのExpire Dateを教えてくださいと言われたところで、「ここにカードがないからムリ」と返答すると、「中国などから申し込みが殺到しているので二度とこんなチャンスは来ない」とか「なぜ、放棄するのか?」など必死に質問されました。あまりにしつこいので「申し込んだときと電話番号が違うのに、なぜ私の電話番号を知っているのか?」と聞くと電話を切られてしまいました。
グリーンカードにネットから申し込みした記憶がないだけに、本名と電話番号、E-mailアドレスが知られているのがちょっと怖かったです…
妻には英語の電話がかかってきたら切ってしまうように伝えてあります。

Posted by: 名無し : at 2009年11月30日 12:35

私も同じかもっと酷い経験をしました。
私はこれに申し込んでしまい、後日VIPプログラムなる登録自動延長+当選した場合の渡航費が無料とお得なサービス付きのプログラムに日本人だから割安追加料金でOK,とか、Natively Serviceとかいう、英語学習の教材のプログラムを売り込んできます。
そしてつい先ほどはな、なんと

「おめでとう!当選しました。さらに880ドル払って次のステップへ」

とういうE-mailが来ました。米国大使館のホームページにあったインストラクションを読む限り、当選通知が電子メールで来ることは無いみたいです。

ああ、恐い。

やっぱり詐欺だったんですね。これからはもっと英語を勉強して、自分で申し込むこととします。手数料は無料なんて今日大使館で初めて知りましたもん。

Posted by: さちよ : at 2011年04月08日 22:31

先ほど私にも電話がありました。
申し込みした記憶があったのですが、自宅電話の番号を記入した記憶がなく、話を聞くとニューヨークから連絡していると、そして職種と家族の人数等を聞かれ、なぜ貴方が可能性が高いのは東京生まれ日本人だからだとか、、女性の使う英語がむつかしいと言うと、ゆっくり話すからよく聞いてと、、やはり不安なのでテキストメールか文章を送れと伝えると、今話すから聞けと、、しつこく喋るので、手紙にしてくれと電話を切りました。
やりとりを聞いていた家内が最近みんな知っている詐欺だよと、、。
そしてここにたどり着きました。
それにしても、、1600~US$だと、躊躇していると、800$でどうだと言っていました。気をつけましょう。

Posted by: 匿名 : at 2013年01月12日 00:43

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