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2008/10/18 土
企業分析力養成講座
山口揚平さんの新刊です。前作、「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」でご存じの方も多いと思いますが、企業価値の算出、見極めを普及させることで、ファイナンシャルリテラシーの向上を図っていらっしゃいます。
私のスタンスや考え方が山口さんと非常に近いこともあり、公私ともに仲良くさせていただいていますが、毎回会話が楽しい人です。頭がいいのはもちろんですが、山口さんと話していると、愛とか夢とかのフレーズがポンポンと飛び出してくるのです。それが彼の一番私が好きなところですね。
って、山口さんの紹介ではなく、本の中身ですよね。中身はタイトルそのものなのですが、非常に読みやすく分かりやすい。分析にさほど興味がない人でも、読み物として普通に楽しめるつくりになっています。ふ~ん、そうやって企業を分析するんだあ、という雰囲気をつかめるだけでも、価値は大きいと思います。
あとがきに「3年越しの企画だった」と書かれていますが、本当に重要なエッセンスのみを抽出して、一方で、内容は充実させ、そして読みやすく分かりやすくするという作業の大変さは、私も重々知っているがゆえに、非常に完成度が高い本だと思うと同時に、この執筆は本当に大変だっただろうなと思います。
私が山口さんと話していて、いつも思うことは、彼は情報の流通における非効率性をなくすことを念頭に置いていて、知識の情報革命というか、知識の流通革命みたいなものをやりたいんだろうなと思って見ています。本書のあとがきにも「我が国全体の資本生産性が向上すればと思って」本書を執筆したと書かれています。
私たちが生きている資本主義社会は、知識を持っている人と持っていない人で稼ぎも変わってきますが、その知識は中身はさほど難しいものではないのに、知識を持っている人が自分たちの優位性をキープするためにわざと簡単なことを難解に見せていることが往々にしてあります。私が本を書きたいと思ったのも、そのあたりの見せかけ倒しの知識ギャップを埋めたいと思ったからですが、山口さんと話していると彼からはもっと強くその思いを感じます。今回の本にもそういう思いが表れていますね。
コメント
保田さん、ご丁寧に拙書を取り上げて頂き、ありがとうございました。
まだまだ保田さんのように書くまでには至りませんが、少しでも多くの方が株価(表面)だけでなく、企業の実態まで掘り下げて観察し、投資をして頂く事で、軽薄なお金の流通構造を変えられればと思って執筆しました。
保田さんには、いつも明るくサポート頂き感謝しております。引き続きご指導くださいませ。
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