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2006/06/06 火
村上ファンドの功罪の功はなぜ語られないの?
「この人と一度働いてみたかったな」
というのが今日の村上氏の記者会見を見た正直な感想でした。80分に及ぶ記者会見はGyaoでノーカットで配信されています。
http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0015765/
「このままだと日本は負けちゃう」
「チャレンジャーを応援しようという雰囲気が国全体として存在しない」
という村上氏の台詞が非常に印象的でした。私も常々そのように思っているので、そうなんだよな、とズシリと心の中で鉛のように思いました…
どうして、官もメディアも国を上げてこういう存在の人を叩き潰そうとするのだろう、それが理解できないというのが私の正直な感想です。国民としてこういう国の雰囲気は悲しいなと思います。
トヨタの奥田会長も、日本に蔓延する嫉妬社会みたいなものを変えて、成功者をたたえるような雰囲気作りを進めるべきだという内容のことを言っていますが、まさにそうだと思います。
ここ数ヶ月ほど、「村上ファンドが立件される」、「地検特捜部が狙っている」などの噂が絶えず、私レベルの人間にも最もらしいところから情報は入ってきていました。ただ、「うんうん、そうらしいね」とうなずいてはいましたが、真には受けていませんでした。
村上氏の今までの言動を見ていると、筋が通っている。その人がインサイダー取引なんていうものを犯すはずがない、というのが私の見方だったのですが、一方で、メディアでは村上バッシングが進んでおり、シンガポール移転の際はいくつか書きたいこともあったのですが敢えてこのブログでは触れませんでした。
今日の記者会見での記者の質問などを聞いていても、みんなが本質的な理解をどこまでできているのか若干疑問ですが、今回のインサイダー疑惑に関しては、これが有罪と確定できるのであれば、世の中インサイダーで捕まる人が山ほど出てきてもおかしくないものだと思います。というより、そうならないと筋が通らない。
でも、地検特捜部は、日本の社会を乱す人たちは退治するという偉大なる目的の元、村上氏、村上ファンドに狙いを定めました。単純に、出る杭は打たれるという古来から存在する日本の風習だと思います。もちろん、火のないところに煙はたたず、ということで、なんとか執念で煙をあぶり出した地検特捜部には頭が下がりますが、国家権力というものはそこまでやりきってしまっていいのでしょうか、と思ったりします。
もちろん、村上氏も認めているように、偶発的にでも法律上でインサイダー取引に当たるかもしれない行為を行ってしまったことは、クロと裁判所が認める可能性もある。ただ、モノの解釈が人によって異なるように、裁判所がどのような決断を下すかは争ってみないと分からない。ただ、村上氏は敢えて争わずに罪を認めました。偶発的なモノでも、罪は罪だということです。立法に長年携わってきた身分としては甘んじて裁きを受けよう、というのが村上氏のスタンスです。
ライブドアの時とは、本質的に中身が異なります。ライブドアの疑惑はほぼクロだと思いますが、村上ファンドの今回のインサイダー疑惑は非常に微妙、というか相当のロジックを立ててやらないと有罪に持っていけないのではないかと思います。もちろん私は法律の専門家ではありませんが、今回は敢えて村上氏がインサイダー取引を認めることで自ら有罪にしましたが、裁判で争えばそれが有罪になるかどうかは難しい判断だと思います。もちろん地検が動いていますので、ほぼ確実に有罪になるとは思いますが。
わざとすごい分かりやすく言うと、ライブドアが役員会でニッポン放送の株式大量取得を機関決定し、その情報を元に村上ファンドがニッポン放送株を買い付けたのであれば、それはもちろんインサイダー取引。ただ、経営陣の誰かが「あの会社の株を買い占めたいな」と言ったのを聞いただけでは、それがどこまでインサイダー取引なのかはグレー。商売をやっているとそのような話はどこでもジャンジャン出てきますし、どこまでお互いが本気か、実現可能かなどは立証のしようがなかなかないと思います。
と、いくら書いても結局は水掛け論の世界に終始してしまいます…
ちょっとうまく考えをまとめることができませんが、悔しいな、というのが感想です。そして、ここ7年間の村上ファンドの功績は非常に大きいと思っています。
最終的にメディアでは「村上有罪」という短絡的な言われ方もしていますが、そういう短絡的な解釈を煽ってしまうことの弊害は非常に大きいと思います。つまり、「やっぱりああやってカネを掠め取るやつは悪だ」というような印象だけが一人歩きし、そうしてまた私たち一般人は本質を知らされぬまま生きていくことになります。
村上氏も記者会見で言っていますが、株式市場に携わる人たちも一生懸命働いています。それこそ汗水や冷や汗をたらしながら、週末は一生懸命いろんなものを勉強して。ただ、モノ作りだけをしてきた人にしてみると、そういう世界が見えないから、株式市場での行為は汗水をたらす労働ではないことになります。株を買う決断をするまでにどれだけの研究をするか、やおら株式投資煽り系の雑誌や番組が流行る中ではなかなか見えないとは思いますが… もちろん掠め取るような業務もありますし、私もそれがイヤで一度業界を出てきたわけでもありますが。。
ライブドアに次いで、村上ファンドも有罪にすることで、やっと株式市場や企業経営への理解が進み始め、本質が見え始めてきていた私たち一般ビジネスパーソンが、また向こう5年、10年とだまされる気がして非常に心配です。
コメント
清々しい天候ね
明日は雨かも
折畳傘を忘れずにね!
いつでも、上記へ遊びにいらしてね
ではでは
こんにちは。
恥ずかしながらTBさせていただきました。
失礼致しました。
自分もなんか悔しいです。
阪神の問題でも村上さんを支持していましたし、
村上さんの言っていた事には素人の自分でも筋が通っていました気がしました。
また株式に対する偏見が広まるんでしょうか。
何か国全体が保守的な方向に向かっている気がします。
こんな国だったかな日本って?
検察の立件方法に問題はあると思いますが、
村上氏のやり方はどこかでストップかけて欲しかったです。
アレ(法律の範囲内)が正論としてまかり通るような社会は正直コワイなと思いますです。
ご無沙汰しております。私もほぼ同見解です。
私も[url=http://plaza.rakuten.co.jp/okkunet/diary/200606030000/]自分のブログ[/url]で本件触れましたが、
もっとメディアがニュートラルな立場にあって、「功」もフォーカスして欲しいと感じました。新しく表舞台に登場した当初は良いように書き、グレーな部分が出てくると人間性を根底から否定するように書き立てる、これはライブドアの時と変わっていないですよね。犯罪にはなってしまいましたが、高まる投資熱に関連して投資家各自が持つべき、知識、モラルなどが、昨年のライブドア騒動以降に、多々提示されたようにも感じています。
これは司法も行政も考えて欲しいのですが、もっと大衆が知っておくべきことをちゃんと訴求するべきだと思います。今回の村上氏逮捕では「じゃー、株で儲
かっている@@さんも同じはず。ただ、上からのゲンコツに過ぎないんじゃないの?」ということに止まってしまい、本質的な解決の方向には向かわなさそうで
すよね。
いつも拝読させて頂いております。
今回の件、同感です。悔しく、馬鹿馬鹿しいという印象です。司直による法解釈はニュートラルかつディフェンシブであるべきだと思います。
結局のところ、「村上ファンドの功罪の功」はどういったところなのでしょうか?
「ここ7年間の村上ファンドの功績は非常に大きいと思っています。」と仰っていますが、結局何が功績だったのかよく分からないのです。
まぁ、少し明るく長めに輝いた流れ星程度にしか見てないですが。
「村上ファンドの功罪の功」は経営者に会社は株主(出資者)のものであると知らしめたことに尽きる。
べつに全て株主のものだというつもりはない。しかし株主は軽視されすぎてきた。もう少し株主が優遇されてもいいはずである。そこに大きく貢献した。
そして結果的に彼の行動が一因で企業が配当を上げることになったのである。
ここから先は、書けないこともあるので、今、ぜんぶを書くことはできないけど、書ける範囲で書くと‥‥って、リトル前置きがシツコイけど、村上容疑者は、取り調べで、この司法取り引きみたいなことを言い出して、「もしも、丸木、滝沢、岡田の3人までを同時に逮捕して、会社が機能しなくなったら、市場はメチャクチャになって、何千億という莫大な損害が出る」って言ったそうだ。それで、村上容疑者の言うことを全面的に聞くってワケじゃないけど、同時逮捕は避けたってことみたいだ。
で、村上容疑者としては、「悪いのは自分1人だから、他の者は助けて欲しい」って感じで、自分だけが1人で罪をかぶって、仲間を助けた‥‥って言う、表向きのポーズを取りつつも、頭の中で考えてんのは、「いかに被害を最小限に収めるか」ってことだけなワケで、あとは、「自分に執行猶予がつくように」ってことしか考えてないワケだ。その証拠に、80分も一方的にしゃべりまくってたのに、一般投資家たちに対する謝罪の言葉は、たったのヒトコトも無かったのだ。
‥‥そんなワケで、80分もの独演会の中で、自分のことを何度も何度も、「プロ中のプロ」って自画自賛してた村上容疑者だけど、ホントの「プロ」だったら、こんなアカラサマなインサイダーなんかやらないんじゃないの? ニポンの有識者は、「プロならインサイダーなんかやりませんよ」って言ってたし、海外のプレスは、「これはシロートのやり方ですね。とてもプロとは呼べません」て言ってたけど。
それから、あたしが呆れたのは、村上容疑者が、星野仙一の発言に対しても文句を言ってたことだ。星野仙一は、5月15日に、「同じようなことをやってるのに、ホリエモンは捕まって、何であの人(村上容疑者)は(検察に)呼ばれないんや?」とか、「法律の目をかいくぐるのは頭がいいとされてるかも知れんが、絶対に天罰が下る。間違いない。断言したる」って言ってた。これは、誰でもが思ってたことだと思うし、この星野仙一の発言は、阪神タイガースのファンだけじゃなく、コイズミ改革が生み出した守銭奴どもを良く思ってない人たちの気持ちを代弁したようなものだった。
これに対して、村上容疑者は、「青少年を育てるような、野球やっていたような人が、『天罰下れ』なんていう言葉を使っちゃいかん!これはおかしい!うちの子供にも影響が出た!そういう批判の言葉を言ってはいかん!」ってノタマッた。あたしは、これには、「何を言う〜!」って感じで、村上容疑者は、今日から「村上ショージ」って名前に替えたほうがいいと思った。だって、イノシシ被告と一緒になって、何人もの女子大生を食いまくり、自ら「ボクはお金と女には目がないんですよ」って公言してたほどのエロオヤジが、今さら、「うちの子供にも影響が出た」って何だよ? それどころか、自分の専属の「女の子斡旋係」のUを何度も自宅に呼んで、自分の奥さんや子供たちにも紹介してるんだよ。そして、奥さんや子供たちは、このUが、まさか村上に愛人を斡旋してる男だなんてミジンも思わないで、テイネイにもてなしてたってワケだ。これほどヒドイことをして家族を裏切り続けて来たヒトデナシのブンザイで、こんな時だけ子供を引っぱり出して相手を批難するなんて、おへそがカモミールティーを沸かしちゃって、お部屋中にいい香りが漂っちゃうよ、まったく。
さらには、村上容疑者は、「堀江さんとはジムで会うことがある」って言って、話した内容は、テレビ番組のことだとか、宇宙旅行のことだとかって抜かしてたから笑っちゃう。ホントは、「堀江さんとは麻布十番のジャグジー付きのカラオケルームで会うことがある」だろ? そして、話した内容は、Uが集めて来た女子大生のどの子を自分が取るかの相談だろ? Uに紹介してもらった女子大生と次に会う時には、「白のワンピースで来るように」って、お前はいったい何フェチなんだ? そして、テニスをして、シャワーを浴びて、昼間っからセックス。こんな人間に引っかき回されてたニポンの市場も、そんな市場なんかに投資してる投資家たちも、みんなそろってバカ丸出しだよ。
‥‥そんなワケで、一見、潔く罪を認めたようなフリをしながらも、その内容たるや、イチからジューまで大嘘で、自分のことしか考えてないペテン師野郎だってことが再確認できたのが、今回の村上容疑者の爆笑独演会だった。そして、こんなペテン師どもを量産して来たコイズミ内閣は、あと4ヶ月でやっと終わるけど、その次に来るのが、世界的な犯罪カルト教団、「世界統一協会」なんかに祝電を贈ってる安倍晋三だったりしたら、9月以降も、第二、第三のイノシシ被告や村上容疑者が現われて来そうな気がする今日この頃なのだ。
↑ こんなところに 「きっこ」の妄言コピぺしてどうしようってんですかね?
村上さんもアレって言うならきっこだって同様にアレだと思うのだがw
私も村上氏の功の部分を認めたいと思っていました。
彼は会見の中で「お金儲けをすることはいけないことですか?」といっていましたが、合法であるかぎりお金をいくら稼いだってそれは良いと思ってます。
幼い頃から考えて、あれほどの立場に立つのにどれだけ頭を使ってきたのか、ああいう人生を夢見た人がどれだけ挫折していったのかを考えれば、私は今でも村上氏を尊敬します。
もちろん、故意かそうでないかはともかく、ルールを守っていなかったことはいけないことだけども、それをもって村上氏の全てを否定することが果たして許されるのかとも思ってます。
お金を稼ぐ能力だって、他の能力と同じように評価されても良いはずです。
ブログ界隈では村上氏擁護・検察批判の声が強い訳ですが、会見での氏の説明と、伝えられる検察の立証方針とには明らかにズレがあります。どうも皆さん、村上氏に「釣られている」ように思えてなりません。
>abcさん
釣られているという表現を使ったあなたの意図は「村上氏が同情を誘うためにあのような発言をしているのだ」という所にあると思えてなりませんが、我々はエスパーではないのに彼がどのような本心で持ってあの発言をしたかなど判断できるものでしょうか?
また、伝えられる検察の立証方針というのは、あくまでマスコミが聞いて書いたり流したりする情報です。
検察が広報を使って、現在取調べ中の事件に関して「我々は村上氏の有罪をこのような形で立証します」などというわけがないでしょう。
あなた自身が村上氏や検察から確認してきたならともかく、あなたが「擁護している人は村上氏に釣られているかも」と主張するのと同様に、「そういう主張する人はマスコミに釣られているかも」と主張することも出来るわけです。
あのシーンをあのようなカットで流すことを決めたのは誰でしょうか。各局とも、80分とも言われる本人の会見をノーカット放送していないということは、その編集の過程でマスコミ各社の思惑が混じる可能性があるわけです。
村上氏を無条件で信じることが出来ないのと同様に、マスコミだって無条件で信じられる存在ではありません。
ですから、私が村上氏に釣られている可能性も否定できないけれども、マスコミに釣られるかもしれないことも否定できません。
私が尊敬しているのはルールを犯したか、犯してないかという点はさておき、常人では果たすことが出来ないような結果を生んできた、その高い能力です。
例えば野球でなら毎回出場するたびにホームランをかっ飛ばせるという能力と考えていただければよいかと思います。
その野球選手が、例えば野球人としてやってはいけないようなトラブルを犯してしまった、それで選手生命を絶つと話した。
だからと言ってかっ飛ばした能力自体が悪かったわけではないと思いますが。
道具や能力自体に善悪はない、それらを如何に使うかが善悪を決定する唯一の条件だと私は考えますが、abcさんはどうお考えでしょうか。
私には到底ルールを破りながらやったって、村上氏のような稼ぎを得ることや、ドーピングを毎回やって金属バットを使ったとしてもホームランを打つことは無理なんじゃないかと思ってます。
屁理屈こね回すのは得意ですけどね。
>村上氏を無条件で信じることが出来ないのと同様に、マスコミだって無条件で信じられる存在ではありません。
ですから、私が村上氏に釣られている可能性も否定できないけれども、マスコミに釣られるかもしれないことも否定できません。
その通り!それがまさに私の言いたいことです。
まさに打てば響くなレスでございます。ひとつ
言い換えるとすれば、氏のカウンターパートは
マスコミではなく地検ではというところでしょうか。
世に出てくる言葉というのは、結局それぞれの
ポジショントークなんですよね。その辺を割り引いて
考えましょうよってことです。
>道具や能力自体に善悪はない、それらを如何に使うかが善悪を決定する唯一の条件だと私は考えますが、abcさんはどうお考えでしょうか。
善悪などという難しいことは考えたことがありません。
彼の理念は評価します。行動は、知る限りでは
余り評価しません。
彼の理念から言えば、彼の行動はハンズオン
スタイルであるべきですが、
私の聞き及ぶ限り彼はそのような
投資スタイルを取っているように見えないからです。
業績については、MACの平均利回りと他のアクティビストファンドの平均成績を寡聞にして存じませんので
よく分かりません。多分大したものなのでしょうね。
>abc様
ありがたいことに私の言いたい事をつかんでいただけたようでほっとしました。ときおり喧嘩を売ってるように思われることがあるのですが、そういった意図はありませんのでよろしくお願いします。
>ポジショントークだからそのあたりを考慮するべし
その通りだと思います。誰しも自らの立場に真っ向から逆らうようなことは出してこないと思います。そのバランスを如何に読み解くかということは、自分の立場も考慮しないと出来ないと思います。
もちろん私はここまで書いたとおりに村上氏をある程度評価する立場に立っていますから、そうでない意見に対しては若干きつめに当たったり、悪く読んでしまいます。これを改めねば痛い目を見ると判ってるのですが修行は足りてません。
>善悪などという難しいことは〜
私は善悪とは、その行為の結果が正の方向であるか、負の方向であるかを持って判断することなのではないかと考えています。誰にとって正なのか、負なのかというのは、やはりそれは立場によるのですが、仮に社会での善悪を考えるなら、「社会を発展させたか、後退させたか」という表現ではないのかとおもいます。それも見る人次第なのでしょう。
ちなみに何故私が「村上氏対マスコミ」風の表現を行ったかといえば、私には検察がどのように考えているかを見通すことが出来ないし、取調べを見ているわけでもなく、故に表から見えるのは村上氏の主張と、「検察はこう動くだろう、このように取り調べている様子だ」と解説するマスコミの姿だけだからなのです。
もちろん、マスコミという皮の下に村上氏とカウンターパートの検察がいることは判った上なのですが、皮と肉の関係は開いてみないと判りませんよね。
>保田様
長々と書き込んで申し訳ございません。私は自分の考えをまとめるのが苦手なくせに書き込むのは好きなものですから、もしお許しいただけるなら幸いです。
普通、犯罪者の「罪」は報道されても「功」は報道しませんよ?
村上=犯罪者
他人の子供を殺したけど自分の子供には優しかったなんてどこの馬鹿が言うのでしょう?
>村上氏のやり方はどこかでストップかけて欲しかった>です。
確かにそうですね。妙に納得しました。
>普通、犯罪者の「罪」は報道されても「功」は報道しませんよ?
それも確かに。うんうん。確かにそうですね。
>長々と書き込んで申し訳ございません
いえいえ、どうぞご自由に使ってください。皆さんのコメントのやり取りを見ていると非常に勉強になりますし、興味深いです。正直なところ、自分の書いた内容がもっと非難されることも想定して書いていますので、この場を使ってもらってドンドンいろんな意見を拝見できるのはうれしいです。
ライブドア・ニッポン放送の時は50個ぐらいコメントがついて、それこそ炎上していましたし。
>犯罪者の功は報道しない
それはマスコミのスタンスの問題であって、功を報道してはいけないからというものではありません。
普通、犯罪者の功の部分を取り上げたって誰も喜んで見ない(視聴率が稼げない、新聞が売れない)からしないだけなのです。
ではマスコミが取り上げない、報道しないことは存在しないのでしょうか?
確かにルールを守っていなかったことに関しては、私はそれをよしとしているわけではないのですが、「ルールを守ってなされてきた」行為の功の部分までなしにして良いということなんですかね。功が全くなかったというのであれば伝えることすら出来ないのですが、どうなのでしょう。
他人の子供を殺したけど、本当は自分の子供に優しい人だったんだということがあったとして、「ではなんで他人の子を殺したのか?」というところを追求していくことが、事件から何かを得るために必要なことではないのでしょうか。
卒業文集までさらしたり、その人がどこの大学でてどういう仕事してたかということまでさらすのは本来そういう目的があるべきではないのかと思うのですがいかがでしょうか。
そういうところを考えていくのは馬鹿なのでしょうか。
あと気になるのは、逮捕された=犯罪者という等号関係です。
罪を行ったかどうかというのは最終的に裁判で認定されるべきことです。逮捕されたという事実を持って犯罪者とするであれば、冤罪被害者も皆犯罪者ということになります。
その事は理解されていますよね? わかった上でそういうのと、わかってなくてそういうのとでは大きな差だと思うのですが。
そうですよね。
報道にはあらわれない「功」をもっと考えるべきですよね。
大阪の小学校で児童を何人も殺害した宅間某だって、
「学校の警備がずさんで手薄だった」
ことを我々に知らせてくれたんだから、その点は大いに評価して、その「功」を認めるべきですよね。非難するだけではおかしいですよね。よくやってくれたありがとうという意見があるべきですよね。
…ってことでいいですか?
>同じく通りすがりさん
ぜんぜん良くないですね。それは私の言いたいところを踏まえずに、ただ字面を曲解しているだけですよ。
ものすごく単純化していえば、その宅間某が仮に事件の直前に人を助けていたとしましょうよ。その人助けをしたという行為自体は悪いことですか?
殺人を犯したことは罪ですが、その前に行われた善行までなかったことにしていいというわけではないでしょう。
(ここで誤解を招きそうですけど、だからといって人助けをしていたらその後の殺人の罰を軽くしろという主張ではないのですよ。釣り合いが取れないでしょうし、そもそもそれらの行為に繋がりがなければ比較することも出来ないと思っています。繋がりがあるというのは、二人の人を助けるために一人の命を奪わねばならなかったとか、そういうことをいうわけです)
で、殺人犯が直前に人助けをするような事があったとしても、多分誰も伝えないでしょうよ。それが報道に現れないその人の功の部分だと思っています。
私が言いたいのはそういうことなのです。保田氏がいいたいのもそういうことじゃないのと思ってるのですが、そこは保田氏にきかないとわかりませんね。違ったらごめんなさい。
例えばものすごく良く働いて、会社に大きな利益をもたらしてきた人がいたとします。その人が1度だけ気になってやった私的なインターネット利用があって、それは職場の規則に反するとします。その私的なインターネット利用という規則違反に対しては懲罰があるべきでしょうけども、だからといってその人がこれまで会社に利益をもたらしてきたという事実は消えますか?
恐らく私の考えているところを理解してくださる方は少ないでしょう。犯罪を犯した人は上から下まで全て悪なんだ、いいところは一つもないのだと考えていらっしゃる方もいるかも知れませんね。
>通りすがった人
お互い何度も通りすがってますね(笑)
丁寧な御返事、ありがとうございます。
おっしゃることの趣旨は、何となくですがわかりました。
それでは、具体的に村上さんの「功」、「罪」に対比され得る「功」とは、一体なんだったのでしょうか。
たくさん儲けたこと?お金を稼ぐという行為は善でも悪でもない、あくまで中立的な「ただの経済活動」でしかないと私は思っているので、「功」ではないのかなと。
子供のときから頑張ってきたこと?頑張ることは確かに素晴らしいことですが、「罪」に対比し得る「功」なのかといえば、あくまで個人的なことに過ぎないのでは。
世の経営者達に「うかうかしていると、乗っ取り屋が来るぞ!」という警戒心を抱かせたこと?確かに資産の有効活用などを意識する経営者は増えたかもしれませんが、同時に買収防衛策を導入し、自己の保身を図る経営者を増やしている面もあり、一概に「功」とまで言い切れるのか。
うーん、私には今ひとつ「功」がわかりません。通りすがった人さんは社会・経済・思想その他全般について、私などより遥かに造詣が深いようですので、ぜひこの浅薄な若輩者めにご教示いただけるとありがたいです。
>同じく通りすがりさん
そうですね、お金をもうけるという行為自体は私は善悪とは切り離して考えているべきだと思います。行為や行動は適切であるか、不適切であるかによっても判断されるなんじゃないかと思っています。
同じ人殺しであっても、快楽のために殺すのと、多くの人を救うためにやむなく行う行為とではその意味が違うということです。次のエントリーへのコメントでそういう説明をしてますので、もし参考になるようでしたらどうぞ。
警戒心を抱かせたというのは、一つ前のあなたのコメントにある「宅間某の行為の結果」というのと同じでしょう。そこを評価しているわけでもありません。
子供のときから頑張ってきた点は私個人が評価している点ですが、社会全般への功であるわけではないのです。
私が「功」であったなと思う点は、保田氏が次のエントリーの最後であげてらっしゃる「村上ファンドが今までいろんな企業に対して行ってきた提案の中で、コストカットや従業員削減みたいなものはほとんどないのですよね。一般的にプライベートエクイティなどの企業買収ファンドがコストカットを得意とするのに比べると、その提案内容は異なっていました。」という点です。
皆さんが特徴的に思われる、会社の資産を如何に株主の利益にするかという、既存の会社が厭うてきた行為でしょう。
既存の企業が考えるやり方とは違う手段で、株主への利益還元を果たしてきたという点です。
事業の改善を、その会社の従業員の解雇を行わない形で果たせたのなら、それは従業員の生活を守りながら利益を得る手段とはいえませんか?(従業員の皆さんはそういうのをみて乗っ取りだから嫌いだと思うかもしれませんけどね。(それまでの企業買収ファンドとは違って、ただ乗っ取って解雇して利益でた! よりは乗っ取った、解雇しなかったけど利益でたという形のほうが望ましいのでは?)。
株式というシステムが、元本が保証されない金銭貸借だと見れば、より安定的に事業を行ってほしいと株主は思うでしょう。
例えば、私が新しい会社を興すとしますよね。手持ちにお金がないので銀行に借りにいけば必ず「事業によって得られる具体的な利益と、それでどのくらいでお金を返せるの、何か担保はあるの?」と聞かれるでしょう(もっと詳しいと思いますけど)。
そういうときに、私が東京のど真ん中の一等地を持ってたとして「この土地は担保にはしません。お金貸してください」と主張しても通らないでしょうね。もしかしたら、そこで「この土地は誰某に貸して賃料を取ります。これでいくらの収入があるから、そこからもお金を返しますよ」というプランでもあれば、(結局担保にはしなくちゃならんでしょうけども)、銀行だって納得してくれやすいのではないでしょうか。もしかすれば、そこにどういうプランを持っていけばより多く稼げるかというアドバイスがあるのかもしれないですよね。
その安定的な事業の行い方の一つのあり方を、誰も言わない中で社会に対して広く示したところはほめられてもいいと思います。
更にいえば、「お金を借りる側が自らの保有している資産を小さく見せたり、遊ばせておくのはフェアではないだろう。事業の計画とかそういうのだけでなく、保有資産も正しく評価・運用されて初めて会社の価値が適切に見えてくるのではないのか」という考え方を示したのではないでしょうか。私はそれを学びましたけどね。隠れてしまう功の部分だと思いますよ。
「何たらファンドがどこそこの株を大量に保有していることがわかりました」で、そこの会社に行って社長から「乗っ取りには断固抵抗する」というコメントを引いてきて、敵対関係をあおるだけじゃないマスコミというのを見てみたいのです。
どのような買収対抗策で対抗する、それに対してファンドがどう動くだけしか伝えないのなら、ただのスポーツ観戦みたいなものです。その村上ファンドがやってきた事業改善の手法を、買収されてから強制される前にやってみなよという提案はどうでしょうか。
「コーチがチームメイトに教えた練習方法を自分でやってみよう。村上コーチは鬼と言われているが、確かにチームメイトの能力は改善されている。そのコーチの手法をぱくったれ。俺も強くなるんだ」そういう考え方って良くありませんか? そういう会社があるなら、表に出てきてほしかった。
「村上コーチがくるぞ、やばい隠れろ、鍵かけろ」ではない考え方をしてみませんかと私は思ってます。
私が社会・経済・思想に対して造詣が深いとのことですが、私はそれほど深いとは思いません。ただ、「何故?」とは思うのです。その中で、私なりに考えた答えがそれだったというだけです。ちなみに私は落ちこぼれの留年学生で。経済も政治も哲学とも関係ない、ただの工学部の学生です。だから、社会も知らないし本当の経済の姿も知らないので、調子はずれなことを言ってるのではないかと思ってます。
同じく通りすがりさんのコメントはこの件に関しての私なりの考えをまとめる立脚点になりました。ありがとうございます。
先のコメントで、「皆さんが特徴的に思われる、会社の資産を如何に株主の利益にするかという、既存の会社が厭うてきた行為でしょう」という点を訂正しておきます。もしかすればそれが出来ない理由があるのかもしれませんし、厭うてはいなかったのかもしれませんので。積極的にやってるようには見えませんけど、あくまで見えただけですからね。
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